2025.02.06

目指せ6次産業化「伊達くり産地化研究会」発足しました

耕作放棄地という社会問題

以前は耕作されていたものの、過去1年以上作物が作られず、この先も再び耕作する予定のない農地のことを「耕作放棄地」と呼びます。

理由は様々で、高齢化などによる離農をはじめ、いくつかの要因で畑だった場所に作物が作られなくなった場所があります。

土地に新たな価値を

耕作放棄地はこれまで田畑として活用されてきた土地であり、ポテンシャルがあります。

私たち矢野農園は地域の資産である耕作放棄地を整備して栗を生産し、生産した栗を地域で活用する取り組みを検討しました。

この写真の場所がこれから取り組みを実践する農地です。

ひいては伊達市の未来につながるような取り組みにしたい、そんな思いを胸に検討を重ねました。

「伊達くり産地化研究会」を発足

2025年1月30日に、生産から加工、販売などなど広域にわたる関係各位にご参加いただき「伊達くり産地化研究会」の記念すべき会合を行いました。

「ねこの手 ちょっと」代表の金田光弘さんに先導してもらいながら、伊達市内の皆さんを集めて今後のビジョンを共有しました。

栗の生産だけではなく、お菓子などに加工・商品化して消費者の皆さんに販売を行うところまでを視野に入れた、長期的なビジョン大きな枠組みを実現するための研究会になります。

数多くの皆さんにお集まりいただき、熱のこもった会合になりました。

これから長期にわたって研究会のメンバーが一体となり、農作物の生産に加え、加工、流通・販売までを一体化して取り組む6次産業化を目指します!

研究会については室蘭民報様にも取材いただいていますので併せてご覧ください。

北海道ニュースリンク

大きな実りのための準備を進めています

今月からは社員を埼玉に派遣し栗の栽培についての知識を学びます。

そして、ここから3年ほどかけて栗の木の育成を行い、良質な栗を生産するための土壌を耕します。

栗の木が成木となる8年後を目処に本格的な収穫を行い、加工品の実現を目指して取り組みます。

栗を植える予定の耕作放棄地は雪の下でじっくりと春を待っています。

この土地に栗が実り、研究会の仲間とともに考案した商品が販売することを想像するととても楽しみです。

矢野農園は、伊達市の地域の皆さんと共に、よりよい伊達市の姿を楽しく全力でチャレンジしていきます。

矢野農園のこれからをどうぞよろしくお願いします!

北海道新聞にも掲載いただきました! 2025/2/18追記

北海道新聞にも、我々の取り組みを掲載していただきました。

ぜひ誌面にてご確認ください。

Web版でも確認できます!(有料記事)

「伊達を栗産地に」研究会発足 加工5品目開発、販売へ 耕作放棄地をほ場に:北海道新聞デジタル